日本脳炎について
日本脳炎は、ブタなどの動物の体内でウイルスが増え、コガタアカイエカ(水田などを好み夕方から活動する蚊)が、
その動物の血を吸って人を刺したときに感染します。人から人への感染はありません。
日本ではコガタアカイエカの活動が活発になる夏から秋にかけて感染例が報告されます。
現在は特別な治療法はなく、対処療法が中心ですので、蚊の対策に加え予防接種が大切です。
日本脳炎ワクチンについて
日本脳炎ワクチンは、定期接種として計4回接種を受けることができ、感染リスクを75~95%減らすことができます。
なお、2005年度から2009年度まで予防接種の積極的な案内が行われていませんが、
その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっています。
その時期に予防接種の機会を逃している方は、キャッチアップ接種をご検討ください。
また、ワクチンの安全性など詳しくは、厚生労働省のHPをご確認ください。
日本脳炎ワクチンの標準的な接種スケジュール
第1期生後6~90か月(7歳6か月未満)の1期に計3回