喘息とは…
喘息は、のどから肺に広がる空気の通り道が、急にせまくなってしまう病気です。
せきやたん、そして「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という息が出て、息をするのが苦しくなります。
この空気の通り道を「気道(気管支)」といいます。
喘息の人は、気道に「炎症」がおこっています。炎症とは、赤くはれていることです。
例えば、やけどをしたら、赤くはれて、さわると痛いです。
気道は痛くありませんが、敏感になっています。
そこで、風邪をひいたり、走ったりしたときに、気道が狭くなって「ゼーゼー」「ヒューヒュー」となり、息が苦しくなる「発作」を起こしてしまいます。
喘息を予防するためのポイント
〇ていねいな掃除と温湿度の調節
〇寝室及び居間について
窓やふすまを開け、風通しをよくしましょう。
室内の湿気を増やさない工夫をしましょう。
エアコンや除湿器で上手に除湿しましょう。
〇アレルゲン免疫療法について
アレルゲン免疫療法とは、体のアレルゲンに対する反応(免疫反応)を変えることで、体に免疫力をつけてアレルギー反応を起こしにくくするという、
全身的、包括的かつ根本的な治療方法です。小児であれば喘息の治癒する確率を上昇させます。
アレルゲン免疫療法は、アレルギー疾患に対して、自然経過を修飾する可能性がある唯一の治療法です。
当院では5歳以上になれば導入することが可能です。