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投稿日:2024年11月20日

12月のテーマ 『溶連菌感染症について』

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溶連菌感染症の症状は?

症状の代表的なものは、発熱(38~39℃)とのどの痛みです。しかし、3歳未満ではあまり熱が上がらないと言われています。

そして、体や手足に小さくて紅い発疹が出たり、舌にイチゴのようなつぶつぶができたりします(イチゴ舌)。そのほかに頭痛、腹痛、首すじのリンパ節の腫れもみられます。

急性期を過ぎますと、発疹のあとには落宵(皮むけ)が認められるようになります。

風邪と違って咳や鼻水が出ないということもあります。

この病気には潜伏期間があり、実際に感染してからだいたい2~5日で症状が出ます。

溶連菌感染症は、繰り返しかかることもあります。大人になってもかかります。

日常生活の中で出る咳やくしゃみなどによって近くの人に感染(飛沫感染)することがあります。また、溶連菌に汚染された食品が原因になることもあります。

一人がかかったら家族、特に一緒に遊んでいる兄弟への感染に注意が必要です。

 

お薬について

お薬を飲み始めると、2~3日で熱が下がり、のどの痛みもやわらいできます。

発疹が出た場合、急性期を過ぎて、手足の指先から始まる落宵(皮むけ)が認められるようになります。

確実に溶連菌を退治し、重大な続発症(合併症)を引き起こさないために、症状が消えても抗菌薬はしばらく飲み続けなくてはいけません。

医師の処方通りに最後まで飲ませることが大切です。

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