６月のテーマ　『百日咳について』

百日咳とは…咳を伴う病気のことで、百日咳菌という病原菌から飛沫感染します。

百日咳にかからないためには予防が大事といわれ、小さな頃からのワクチン接種が推奨されています。

百日咳菌とは…百日咳と呼ばれる呼吸器疾患の原因となる感染力の強い細菌です。

百日咳は、風邪に似た軽い上気道症状(カタル期)から始まり、咳が出始め、呼気性の「ヒュー」という特徴的な発作性の咳(痙咳機期)へと進行します。

そして症状は数週間から数か月にかけて徐々に軽快していきます。（回復期）

百日咳菌は誰でも感染しますが、特に乳幼児は、生命を脅かす重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

百日咳を予防する方法はワクチンであり、ワクチンを接種した人の合併症はそれほど重くならない場合が多いです。

感染経路は、百日咳菌は通常、感染者の咳やくしゃみによって発生する飛沫を介して感染します。

一般的な症状

【カタル期】

鼻水・鼻づまり　微熱（３８度未満）　軽度の咳

乳幼児における無呼吸/チアノーゼ

【痙咳期】

咳発作

咳の発作が終わり、息を吸い込む際に「ヒュー」という甲高い音を出す

嘔吐　呼吸がしにくい

【回復期】

百日咳からの回復には時間がかかるとされています。

回復するにつれて、咳はしだいに軽快します。