８月のテーマ　『夏風邪について』

典型的な症状は…のどの痛み(赤くなる)　発熱　発疹　下痢　腹痛など。
咽頭結膜熱（プール熱）
特徴は…プールでの感染が多く見られることから、プール熱とも言われていますが、原因であるアデノウイルス自体には季節性がなく、最近では夏季に限らず流行の見られることがあります。
ヘルパンギーナ
特徴は…発熱とのどの水疱が特徴の小児ウイルス性咽頭炎で、夏風邪の代表的疾患です。
手足口病
特徴は…病名の通り、手、足、口に水泡ができる感染症で、大部分のみの軽い症状です。4歳くらいまでの幼児に多い感染症ですが、感染力が強く、学童でも流行することがあります。

看護のポイント

① 発熱しているとき
寒気があり、手足が冷たい場合は、体を温めます。掛物など寝具で調節しましょう。逆に寒気がなく、手足が温かい場合は、体を拭いたりして、体温降下を。脱水傾向になるので、十分水分をとりましょう。
② 脱水症状に気を付けて
水分はほしがらなくても少しずつこまめに与えましょう。
③ 食欲がないとき
口の中が痛いときは、刺激にならない薄味ののどごしの良い物を食べさせましょう。
④ 入浴は？
熱があっても、３８度以下で元気があれば、シャワー程度か長湯をし
なければ構いません。
⑤ 家族も予防を
手洗い、うがいをしっかりしましょう。